これまで扱ってきた事柄について整理してみよう。まずは「ここまでで判ったこと」を抜粋する。
ここまでで判ったこと(抜粋) (A1)「天候抵抗」と『天候』とは関係がない (A2)むしろ『天候』とかかわるのは『アライメント』である。 (A3)(打撃攻撃において)Lは晴天ほど強くCはその逆。Nは常に一定。 (A4)(表から)アライメントLにおいて天候が2段階悪化することと天候抵抗が1段階下がることは等価である。この対応により15種類の組み合わせでダメージは9種類となる。 (B1)Step1と同様に天候抵抗によるダメージの差は存在する。 (B2)打撃攻撃のときのような天候とアライメントの関係はない。 (C1)(表より)4つの天候依存型魔法は性質の差こそあれ、威力に違いはない (C2)ファイアストームとアシッドクラウドはLのキャラおよび好天と相性がいい。 (C3)逆にサンダーフレアとアシッドレインはCおよび悪天候と馴染む。 (C4)打撃攻撃にあったような天候とアライメントの関係による本体性能の変化は見られない。 (C5)(C1〜C4を総合して)魔法そのものに天候やアライメントとの相性が設定されているのである。その際、天候による本体性能の変化は無視される。 (D1)天候抵抗が1段階よくなることは地形効果が2点分あがることに相当する (D2)天候とアライメントの関係はアライメントが1段階変わるごとに、また天候が1段階変わることでそれぞれ地形効果が独立に1点ずつ変化する。 (D3)(C2)(C3)から(D2)の変化の様子は魔法の属性によって異なる。 これらから次のことがわかる。(A)は打撃攻撃についてのものであり、(B)〜(D)は魔法攻撃についてわかったものである。
たとえば、晴天下で撃つものとしてLヴァルキリーとNセイレーンが得られる修正は好天型魔法で+5と+2、悪天型だと−1、−2である。また同じ晴天下、Lヴァルキリーであっても使用魔法がどちらの型に該当するかが変わるだけで+5、−1の違い。これは相当に大きな違いではないだろうか。以上により、魔法属性によって適性を備える者が異なる。男女の魔導師、ウィザードとセイレーンにももちろん適した魔法があり、サンダーフレアやアシッドレインを持たせるにはCのウィザード、アシッドクラウドやファイアストームはLのセイレーンが適している。このように更に適性を生かす手段があるので、今後編成を組む際には参考にしていただきたい。少々強引な終わり方になってしまった。反省…(E1)(D1)については魔法のみならず打撃攻撃についても同じことがいえる(Step1末参照)。つまり、打撃・魔法の別にかかわらず1段階につき地形効果2点分の差異があるようである。 (E2)(D2)だが、術者のアライメントと使われた魔法の属性の関係からひとつ値が決まり、さらに使われた属性と天候の関係からもうひとつ値が決まる。いずれの値も1段階の変化は地形効果1点分の変化に相当する、ということである。面倒なのはこの二つの値の和からひとつの値を得られる点である。これに天候抵抗を考慮したものが表Iなのだ。 いわば、どちらの値も相対的な値でしかないことであり個別の値を求めるのは方程式「x+y=(定数)」などを解くに等しく、意味をなさない。
天候抵抗とアライメントと魔法属性と天候を考慮し、地形効果に換算したものは下表のようになる。ちなみに天候抵抗並・天候少雨・アライメントNを基準(=±0)としてある。天候に依存しない魔法はこの基準点にあると思われる。
ファイアストームおよびアシッドクラウド ALI L N C 晴天 +5/+3/+1 +4/+2/±0 +3/+1/−1 曇天 +4/+2/±0 +3/+1/−1 +2/±0/−2 少雨 +3/+1/−1 +2/±0/−2 +1/−1/−3 雨天 +2/±0/−2 +1/−1/−3 ±0/−2/−4 豪雨 +1/−1/−3 ±0/−2/−4 −1/−3/−5
サンダーフレアおよびアシッドレイン ALI L N C 晴天 −1/−3/−5 ±0/−2/−4 +1/−1/−3 曇天 ±0/−2/−4 +1/−1/−3 +2/±0/−2 少雨 +1/−1/−3 +2/±0/−2 +3/+1/−1 雨天 +2/±0/−2 +3/+1/−1 +4/+2/±0 豪雨 +3/+1/−1 +4/+2/±0 +5/+3/+1