非貫通型の計算式については形式としてはこの式に集約される。右下のDMGが最終的なダメージになるのである。ATKやらVaやら見なれないものが多いとは思うがこれから説明する。
数学でいうところの絶対値記号が出てくるが、ここでは「端数切捨て」の記号とする。
例:| 3.14159 | = 3 , | 2.18281828 | = 2
|
|
記号の説明 |
Va |
攻撃ユニット側の攻撃力 |
Ra |
攻撃ユニット側の環境変数 |
Vd |
標的ユニット側の防御力(パラメータウィンドウに表示されている値とは異なる) |
Rd |
標的ユニット側の環境変数 |
RES |
標的ユニットの最終的な属性別ダメージ係数 |
dLUK |
攻撃側のLUK(運)から標的側のLUKを減じたもの |
WAY |
どういった手段で攻撃をするか、その手段によって決まる係数。多くの攻撃種は1倍であるがダブルアタックは0.7倍、素手の「殴る」は0.5倍など |
RND |
標的を決定した際に表示される予想ダメージに+αもしくは−αされる乱数。予想ダメージ通りのダメージが出ないことがあるのはこのRNDの所為である。RNDの範囲は−5−〜+5まで確認されている。 |
環境変数:(攻撃ユニットの乗っているパネルの地形効果やテラー効果など、攻撃ユニットを取り巻く環境から決まる値。ユニットの能力値が反映されることは少ない。
RES:丹念に説明するとこれだけでページがひとつできるほど長くなるので参照。画像多い。
これら8種類の要素がダメージを決定するのである。攻撃種によってこれらの要素が異なってくるが、実際にコロコロ変わるのは前半の4つである。なぜならLUK(差)はランスロット・タルタロスなどごく一部の敵と対峙する訳でなければ大きくはならない。多くの相手はユニットそのもののLUKが50近辺にあるためである。WAYは1であることが多い。「×1倍」というのは無視できるのである。RNDについては実際に攻撃を実行しなければわからないためなんとも言えないが、ギリギリの状態でもなければそれほど気にするほどのものでもないだろう。
さて、これからVaやRaなどであるが、大きく分けて「物理攻撃型」「魔法攻撃型」「スペシャル攻撃型」「必殺技」4つに分類される。必殺技についてはランスロット・タルタロスなどが用いる暗黒騎士団の必殺技と死者の宮殿でロデリック王から修得するものがある。ロデリック王から修得するもののうち「覇王獄炎波」「天聖雷妙波」の二つについては「スペシャル技扱いなので「スペシャル攻撃型」に分類され、その他5種類は「貫通型」なので「波動次元斬」「風烈天破斬」「月花地霊斬」の3つのみが「必殺技」の分類となることに注意してほしい。
まずはVaとVdの算出をする。
Vaの算出 |
型 |
値 |
備考 |
物理攻撃型 |
STR + | DEX/2 | |
STR修正は攻撃に使う武器のみ。 |
魔法攻撃型 |
INT + | MEN/2 | |
なし |
スペシャル攻撃型 |
( | MEN×3/2 | + | STR/2 | × 2/3 ) |
全体を四捨五入。 |
必殺技 |
STR + | DEX/2 | |
なし |
装備しているすべての武器・アクセサリの修正を含む(防具からの修正は無効)。
武器については、例えばバルダーソードとデゼールブレードの2つを持っていてバルダーソードで殴るときはデゼールブレードの「DEX
+5」もVaに加算されるが「STR +28」は加算されない。 |
Vdの算出 |
型 |
値 |
備考 |
物理攻撃型 |
VIT + | STR/2 | |
なし |
魔法攻撃型 |
VIT + | MEN/2 | |
なし |
スペシャル攻撃型 |
VIT + | STR/2 | |
なし |
必殺技 |
VIT + | STR/2 | |
なし |
装備しているすべての防具・アクセサリの修正を含む。
パワーグラブの「STR +5」は有効。 |
つぎにVdならびにRdであるが関与する要素の多さから少々複雑である。表を縦に見て加算していく。最終的な目標は暗算でダメージの見積りだから「地形効果」はヘルプの値ではなく画面右下の数値をそのまま用いる。「?」はページ制作時点では未検証であるが、後に検証できた場合は当該ページにリンクを張る予定。ついでに命中率についても考えてみるが、まだ不明な部分や正確でない部分も多いのであまり期待しないように。判定が発生する要素には○、発生しない要素には×をつけた。
<20030220>命中率については攻撃種によって異なるようだ。
Raの算出 |
---- |
物理攻撃型 |
魔法攻撃型 |
スペシャル攻撃型 |
必殺技 |
命中 |
基本 |
60 |
60 |
60 |
60 |
? |
地形効果(画面右下の数値をそのまま用いる) |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
天候抵抗の修正
(弱:並:強=0点:2点:4点) |
○ |
×(一部○) |
× |
× |
○ |
攻撃属性と天候の関係 ※1
(天候によって威力が変化) |
× |
×(一部○) |
× |
× |
× |
アライメントと天候の関係 ※2
(天候の変化とアライメントが関係) |
○ |
× |
× |
× |
○ |
属性一致効果の修正 ※3
一致は+10点、対立は−10点。
非干渉なら当然修正なし |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
得意武器による修正 (+3点) |
○ |
× |
× |
× |
○ |
上位攻撃によるアドバンテージ ※4
特定の攻撃にのみ10点のボーナス |
○ |
○ |
○ |
○ |
? |
ドラゴンキラー (+8点)※5 |
○ |
× |
× |
× |
× |
テラー効果
攻撃側のアライメントにより異なる。
Lは−8点、Nは−4点。Cは影響を受けない。 |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
テイマー効果 (+5点) ※6
種族により異なる。 |
○ |
? |
○ |
? |
× |
※1
ファイアストーム・アシッドクラウド(この2つを好天型と呼ぶ)・サンダーフレア・アシッドレイン(この2つを悪天型と呼ぶ)の4種類で発生する判定。ポイズンクラウドやマーシーレインなどの補助魔法の一部の効果範囲・回復量でもこの判定が発生するようである。
左からL、N、Cとして詳細は以下の通りである。
好天型 |
快晴 |
+3 |
+2 |
+1 |
曇天 |
+2 |
+1 |
+0 |
少雨 |
+1 |
+0 |
-1 |
雨天 |
+0 |
-1 |
-2 |
豪雨 |
-1 |
-2 |
-3 |
|
悪天型 |
快晴 |
-3 |
-2 |
-1 |
曇天 |
-2 |
-1 |
+0 |
少雨 |
-1 |
+0 |
+1 |
雨天 |
+0 |
+1 |
+2 |
豪雨 |
+1 |
+2 |
+3 |
|
※2
各ユニットについて固有である。※1と似ており混同しないように注意したい。※1をソフトの変化と呼ぶならこちらはハードの変化と呼べる。ちょっとだけNが有利かも。
天候 |
L |
N |
C |
快晴 |
+1 |
+0 |
-3 |
曇天 |
+0 |
+0 |
-2 |
少雨 |
-1 |
+0 |
-1 |
雨天 |
-2 |
+0 |
+0 |
豪雨 |
-3 |
+0 |
+1 |
※3
命中率についてはL=神聖、C=暗黒とみなされ、神聖・暗黒についても判定が発生する。Nは非干渉であるが、修正値は不明。
※4
物理攻撃の場合は「ノックバックを伴う攻撃」、すなわちクリティカルヒットの場合がこれに該当する。
魔法攻撃については禁呪と竜言語魔法である。(エアリアルクライ、スーパーノヴァ、アースクエイク、アイスレクイエム、デッドスクリーム)及び(テンペスト、アニヒレ−ション、メテオストライク、ホワイトミュート)
スペシャル攻撃で該当するものはロデリック技(覇王獄炎波と天聖雷妙波)と属性神の特殊攻撃とオーブである。(トニトルス、ディールプティオ、ポンドゥス、コングラーティオ、ラディウス、ウンブラ)及び(サモンハーネラ、サモンゾショネル、サモンバーサ、サモングルーザ、サモンイシュタル、サモンアスモデ)
必殺技に分類されるものについてはすべてが該当する。
※5
クラス特性としてドラゴンキラー効果を持つのはドラグーンのみである。ドラゴンキラー効果を持つ武器が存在するが、効果が重複するのはドラグーンにファフニールなどのドラゴンキラー武器を持たせた場合のみである。その他のクラスはダブルアタックの可否にかかわらず2本持たせたからといってドラゴンキラー修正を2個分得られるわけではない。
※6
テラー効果にも言えることであるが、一部クラスのユニットがこれらの効果を発生させるほか、これらの効果を持つ装備品も存在する。効果範囲はともに3パネルだが、垂直方向に制限はなく壁越しであっても効果がある上に3パネル内に複数の発生源があればその分だけ影響を受ける。 |
最後にRdの算出を行う。Raと同じ要領で計算すればよい。
Rdの算出 |
---- |
物理攻撃型 |
魔法攻撃型 |
スペシャル攻撃型 |
必殺技 |
命中 |
基本 |
40 |
40 |
40 |
40 |
? |
地形効果(画面右下の数値をそのまま用いる) |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
天候抵抗の修正
(弱:並:強=0点:2点:4点) |
○ |
×(一部○) |
× |
× |
○ |
アライメントと天候の関係
(天候の変化とアライメントが関係) |
○ |
× |
× |
× |
○ |
特定の魔法にのみ発生する判定 ※1 |
× |
○ |
× |
× |
? |
対竜防御 (+5点)※2 |
○ |
○ |
○ |
○ |
? |
テラー効果
攻撃側のアライメントにより異なる。
Lは−8点、Nは−4点。Cは影響を受けない。 |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
テイマー効果 (+5点)
種族により異なる。 |
○ |
○ |
○ |
? |
× |
※1
判定が発生するのはスーパーノヴァとデッドスクリームとクラッグプレスとメテオストライクの4種類のみである。
※スーパーノヴァ(食らう側の絶対高度(step)のみで判定する。)
高度 |
修正 |
1〜3 |
±0 |
4〜7 |
−1 |
8〜11 |
−2 |
12〜15 |
−3 |
16〜19 |
−4 |
20〜23 |
−5 |
24〜27 |
−6 |
28〜 |
−7 |
※クラッグプレスとメテオストライク(食らう側の絶対高度(step)のみで判定する。)
高度 |
修正 |
1 |
−8 |
2〜5 |
−7 |
6〜9 |
−6 |
10〜13 |
−5 |
14〜17 |
−4 |
18〜21 |
−3 |
22〜25 |
−2 |
26〜29 |
−1 |
30〜 |
±0 |
※デッドスクリーム(術者との相対的な水平パネル数で判定する。)
パネル数 |
修正 |
1 |
−16 |
2〜5 |
−15 |
6〜9 |
−14 |
10〜13 |
−13 |
14〜17 |
−12 |
18〜21 |
−11 |
22〜25 |
−10 |
26〜29 |
−9 |
30〜33 |
−8 |
34〜37 |
−7 |
38〜41 |
−6 |
42〜45 |
−5 |
46〜49 |
−4 |
50〜53 |
−3 |
54〜57 |
−2 |
58〜61 |
−1 |
62〜 |
±0 |
※2
俗に言うドラゴン装備を身につけているときに得られる修正。攻撃を仕掛けてくるユニットがリザードマンなどの竜族の場合に得られる。暗黒魔導器などと違いセットにする必要がない代わりに全部揃えてもアドバンテージはない。LV20以上のバハムートをオークションにかけると買うことが出来る。黒竜の大剣と合わせてみたいが両手持ちなのでドラゴンシールドと二択になってしまう。蛇足ながら黒竜の大剣はブリガンテス城でLV20以上のティアマットをオークションにかける。
============= |
場所 |
ドラゴンシールド |
港町アシュトン |
ドラゴンアーマー |
バルマムッサの町 |
ドラゴンヘルム |
古都ライム |
|